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シンガポール編

その1 庶民の食の味方“ホーカーズ”

写真超小規模の屋台が立ち並ぶ

マレー半島の南の端、赤道から北へむかって137kmに位置する。1965年にマレーシアから分離・独立した新しい国。
現地のひとに“本場のシンガポール料理が食べたい”と言うと困った顔をされるようです。なぜなら、シンガポール料理は存在していないからです。国民の75%が中国系、13%がマレー系、インド系は9%の多民族国家であることから、中華料理は勿論のこと、マレー料理、インド料理、そして中国とマレー文化が融合して生まれたプラナカン(ニョニャ)など多種多様だ。然しシンガポールでは少数派であっても各自の文化が尊重され、異なった民族が、異なった文化を維持しながら共存する国の様だ。
シンガポールの食の魅力はミシュランの星付きの高級レストランだけではなく、自宅のダイニングルームのような“ホーカーズ”がある。観光客も訪れるが、大半は地元の人達でいつも満杯。ホーカーズとは、超小規模の屋台が立ち並ぶシンガポール特有のフードコートの事。夫婦共働き家庭が多いシンガポールでは、普段から食事を外食に頼る家庭が多い。朝食を屋台で、昼はオフィスの近くのレストラン、夕食は家族と一緒にフードコート。三食すべてを外食なんて珍しくないようだ。食事を作るのは時間の無駄、料理をする時間とコストを考えたら、外食の方が安いと考える人が多い様だ。中国と違って、シンガポールでは、ほとんどのお店に衛生管理・環境ランクを示すサイン(A、B、C)が店先に提示されていて安心。安くて見るからに庶民的な屋台2カ所が、なんとミシュランの星を獲得するという快挙に世界中が驚いたそうです。
ホーカーズは多民族国家シンガポールならではの“おすすめグルメスポット”。人々の暮らしには外食文化がしっかり根付いているのだ。