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アイルランド編

その3 ジャガイモ飢饉

飢饉に苦しむ人々
飢饉に苦しむ人々

1845年〜1849年に渡って発生したジャガイモ飢饉。
アイルランド人にとって命綱であったジャガイモが、原因不明の枯れ病の大流行で全く不作となってしまった。そこに追い打ちをかける様にチフスが大流行し、数年間で100万のアイルランド人が餓死したと言われている。酷い話だが、この飢饉の間も、イギリスが支配していたアイルランドの小麦の大地は相変わらず収穫があったにもかかわらず、それら全てはイギリス本土に送られ、次々と餓死していくアイルランド人の口には入ることは決して無かった様だ。小麦の採れる肥沃な大地すべてはイギリスに接収され、その唯一とも言える主食はジャガイモだった。この飢饉から逃れるためアメリカに移住したアイルランド人は150万〜200万人とも言われている。因みに、この移民の中には、J.F.ケネディ大統領の曾御祖父も含まれていた様た。セシル・ウッド・スミスの書によれば“(前略)飢饉でアイルランド人が餓死している時、大量の食物がアイルランドから英国に輸出されていたという疑いようないこの事実ほど、激しい怒りを掻き立て、この二つの国の間に憎悪という関係を生んだものはない”。
1997年、英国のトニー・ブレア首相は、アイルランドで開催された追悼集会で15,000人の群衆を前に飢饉当時の英国政府の責任を認めた。これは英国政府の要人からはじめての謝罪であった。随分長い年月を経ての謝罪である。英国全土で起きたIRAのテロ事件等などは、我々には計り知れない長いアイルランドと英国の憎悪の歴史が生み出した負の産物だったのかもしれない。