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ベルギー編

その2 ベルギーのスイーツ(1) チョコレート

チョコレートの写真どれから食べようか?

 ベルギーのスイーツの代表格と言えば、チョコレートとワッフル。ベルギー人はチョコレートの事を「セピア色の宝石」と呼び、年齢・性別を問わずよく食べる。いわば国民食と言っても過言ではない。日本でもお馴染みのゴディバ、ヴィタメール、ノイハウス、ガレー、マリー(ベルギー王室御用達)などはショコラ大国ベルギーの名声を高めている。特に、ブラッセルでは3歩あるけば、チョコレート屋に出会うと言われるほどその数は多い。
 もともとチョコレートをヨーロッパに持ち込んだのはスペイン人。その製法は長い間門外不出とされ、スペインから外へ出ることが無かった。しかし、1615年スペイン王フィリップ2世の娘、アンヌがフランス王ルイ13世に嫁いだ時、大好きなチョコレートを作る道具一式とコックを連れて行った事が発端で徐々に広まった様だ。チョコレートはもともと医療品として薬屋で売られていたほどでした。18世紀にイタリア、フランスに次いで、ベルギーにも伝わり、貴族の間で人気の飲み物となった。当時は蓋に棒の付いたポット"ショコラティエール"にチョコレートをいれ棒で中身をかき混ぜながら飲んでいたようだ。現在のチョコレートの誕生までには長い月日を要した様です。因みに日本にチョコレートが伝わったのは、江戸時代オランダ交易で栄えた長崎でした。チョコレートが医薬品して扱われていたとは驚きました。活性酸素を抑制するポリフェノールが多く含まれているなど納得する部分は確かにありますが。